「集客がすべて」なのか。
集客課題よりマーケティング課題。
「集客できれば何でもできる」
そういった話をよく耳にします。
確かに、ビジネスを通じて世の中の空気や経済を動かす!
という実現ビジョンの上で、集客は欠かせない要素です。
「うちは集客が課題で…」
「集客がすべてですよね…」
そんなお悩みの声もよく耳にします。
けれど、本当にそうなのでしょうか?
マーケティングの基本的な考え方から紐解くと、
集客というのは「広告・宣伝」を通じてメッセージを届ける
「コミュニケーション」の一部を指しているにすぎません。
ターゲットセグメント、すなわち、
- 見込客がどこにいるのか?
- どんな属性の人で、どんな価値観や生活様式を持っているのか?
- どの情報源から、どんな情報を得ているのか?
といったそもそもの見込客(一般生活者など)の姿を知らないで
「集客しゅうきゃく…」といくら言っても始まらないのです。
集めたいお客様はどんな人ですか。
この問いかけに即座に答えられる事業主・経営者の方は
どの程度いらっしゃるでしょうか。
「お金をたくさん落としてくれる人!」
…そりゃまぁ、そうですよね(苦笑)
それってちなみにどんな人だと思います?
と食い下がってヒアリングさせてもらうこともよくあります。
ココが意外とぼんやりしていたり、広く浅くを狙いすぎていたり、
ニッチすぎてリーチできない人たちだったりすると、、
集客のコツやノウハウをあちこちから仕入れては試し、
ダメだなと思ったら放置して別のものを試し…
繰り返しているうちに、SNSの放置アカウントの数々、
サポートの行き届かないウェブサイト、更新されないブログ…
これではブランディングもへったくれもないですね(苦笑)
マーケティングの基本は、
「顧客(見込客)の深い理解」です。
提供する商品、サービスがどんな人に届き、
どんな気持ちになってもらえるか。
その具体的なイメージが共通言語として
経営陣・スタッフらに共有されて初めて、
「集客」「コミュニケーション」
「セールス」「アフターサポート」
などの話ができると言っても過言ではありません。
「集客が課題」
「集客がすべて」
その幻想を一度脱ぎ捨て、
そもそもの顧客の姿を想像してみてください。
人の想像力には限りがあるので、
実際に市場調査(マーケティングリサーチ)をしてみましょう。
低価格で実施する方法はたくさんあります。
リサーチャー歴15年の私にも、
お手伝いできることがあると思います。
お気軽に声を掛けてくださいね。
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